薬を飲んでも治らないうつ病は違う病気かもしれない-双極性障害を知っていますか?-

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わたしの母は、『双極性障害』という病気をもっています。でも本当の病名が分かったのは最近のことで、母は長いことうつ病の薬を飲んでいました。

「うつ病の薬を飲んでいるけど一向によくならない」
「違う病気なのではないか」

という人がいたらぜひ参考にしてください。
ずっと苦しんできたのは、うつ病ではないかもしれません。

うつ病ではなかった母の病

母は20歳ごろから同じ病院に30年も通い、同じ薬を飲み続けていました。母曰く、薬を飲んでいても今までずっと具合が悪い状態だったようです。

それが、別の病院に行ったことで本当の病名が分かり、正しい治療を受けることができました。母はうつ病ではなく双極性障害という病気でした。

人生でいちばん重いうつ期に入った母の症状

母の症状には波があり、うつ状態の期間が不定期にやってきました。

この時もいつものように「うつ期」に入ったのだろうと思っていたのですが、全くよくなる気配はなく、むしろその症状は悪化していきました。具体的には、

・考えることができない(頭が働かない)
・会話ができない
・外に出られない

・とにかく苦しい
・起き上がるのもつらい
・体重減少(10キロ以上)
・可愛がっていた飼い猫をうっとおしく思う

・生きていたくない

ここまでの状態になったのはこの時が初めてでした。
トイレとご飯の時は何とか起き上がるものの、ほぼ寝たきりの状態で会話もままならない状態。

「とにかくつらい、苦しい、助けてほしい」と訴えていましたが、わたしにはどうすることもできませんでした。

インターネットで知った「双極性障害」

唯一わたしにできたのは、インターネットで母の病を調べることでした。薬で治らないのなら何か別の方法はないかと調べました。

「外に出て日光に当たるといい」「軽い運動をした方がいい」「無理をせずに休む」。寝たきり状態の母にはできないことばかりでした。

そんな中でたまたま「躁うつ病」という病気を知りました。躁うつ病は現在「双極性障害」という名称に変わっています。

双極性障害ってどんな病気?

双極性障害はこのような病気です。

双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。激しい躁状態とうつ状態のある双極Ⅰ型と、軽い躁状態(軽躁状態)とうつ状態のある双極Ⅱ型があります。

双極性障害は、予防治療を行わなければ、ほとんどの場合、再発する病気と考えられています。
(中略)
また、再発するたびに、次の発症までの期間が短くなっていきます。度重なる再発は、急速交代化(ラピッドサイクル)を誘発する恐れがあります。急速交代化になってしまうと予防療法の効果が現れにくくなって、調子のよい時期(寛解期)がほとんどなくなってしまう可能性があります。

こころの健康情報局『双極性障害ABC』より引用

母の場合、ずっとうつ病の治療をしていたので、双極性障害を放置していたのと同じでした。それで今回症状の波が大きくなってしまい、ひどいうつ状態になってしまったのだと思います。

身内の死をきっかけに繰り返された躁とうつの波

わたしが知っている母の人生を振り返ると、躁状態とうつ状態の繰り返しでした。そしてそれはいつも「身内の死」がきっかけになっていました。

母の叔母がなくなったとき、母親が亡くなったとき、父親が亡くなったとき、母は躁状態になりました。

人によってきっかけは違うのだと思いますが、母の場合は身内が亡くなったときに躁状態になり、1年経つとうつ状態になるというサイクルがありました。

医師に相談してもダメなら別の病院に行こう

母が病院に行ける状態になったときに、前通っていた病院に一緒に行きました。そこで「双極性障害ではないのか?」ということを医師に聞いてみました。

でも、医師は真剣に考えてくれている様子はありませんでした。医師がそういう対応をしたのはおそらく、今までうつ病と診断してうつ病の薬を出してきたのに、本当はうつ病ではありませんでした、となると病院にとっても都合が悪いからなのだと思います。

近隣の病院で双極性障害と診断してくれる病院を探し、行きました。それまでの症状を伝えると「双極性障害で間違いないでしょう」という診断でした。ここからやっと母の病気の治療が始まりました。

長い間うつ病に苦しんでいる方、もしこの記事を読んで「双極性障害かもしれない」と思う方は、すぐに病院でそのことを相談してみてほしいです。それで、お医者さんが真剣に聞いてくれないようなら別の病院に行きましょう。

ただ別の病院といってもどこでもいいわけではなくて、双極性障害に理解のあるお医者さんがいる病院に行くことをおすすめします。サイトをもっている病院だと、双極性障害に言及している病院もあるので参考にするといいと思います。

わたしの母は正しい診断をしてもらうのにずいぶん時間がかかってしまいました。

できるだけ早く正しい診断をしてもらって、適切な治療を受けられる人が一人でも増えてくれることを願っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

北海道在住、26歳の転勤ツマ。片耳難聴者。借金持ちのめまいもち。大学卒業後、結婚して夫の転勤に伴い職を転々とする。誰でもできる仕事をするのが嫌になり、「自分にしかできないことをしよう!」と決心。わたしの人生を発信しています。